hirotano's blog - めざせ中小企業診断士

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【財務会計】個別原価計算についてまとめてみた - 中小企業診断士

個別原価計算について、まとめてみます。

 

① 個々の製品毎(製品指図書)に原価を計算

 

② 原価計算(前月繰越、直接材料費、直接労務費、製造間接費)が与えられている。

 

③ 製造間接費を配賦する (配賦の仕方は問題文に与えられている)

 

④ 各製品の製造・販売状況によって、原価の計上の仕方が異なる

  

 <出来具合>

完成     

・・・製造原価

引き渡し(済)

・・・売上原価

  

 <着手時期>

前月着手 

・・・ 前月繰越あり

当月着手 

・・・ 前月繰越なし

 

H21-6 の個別原価計算の問題をベースに整理します。

 

与えられている原価計算書と製造、販売状況は以下で、

 

当月の製造原価 

と 

売上原価 

 

を求めます。

 

f:id:hirotano:20170506201116p:plain

 製造指図書#90 前月完成(製造原価3400千円) 当月引渡し

 製造指図書#91 前月着手 当月完成 当月引渡し
 製造指図書#92 前月着手 当月未完成
 製造指図書#93 当月着手 当月完成 当月引渡しナシ

 

まず、当月の製造原価 は、当月完成 である製品指図書の原価の合計です。

 

当月完成を探すと、、、、

 製造指図書#90 前月完成(製造原価3400千円) 当月引渡し

 製造指図書#91 当月完成 当月引渡し
 製造指図書#92 当月未完成
 製造指図書#93 当月完成 当月引渡しナシ

 

なので、 

当月の製造原価

 =#91+#93の原価 

 

次に

 

当月の売上原価 は、当月引き渡し である製品指図書の原価の合計です。

当月引き渡しを探すと、、、、

 

 製造指図書#90 前月完成(製造原価3400千円) 当月引渡し

 製造指図書#91 当月完成 当月引渡し
 製造指図書#92 当月未完成
 製造指図書#93 当月完成 当月引渡しナシ

 

なので、 

当月の売上原価

=#90+#91の原価 

 

( #92の原価は求めなくてもいいんだ・・)

 

あと、製造間接費をどのような形で配賦するのかを確認します。

すると、問題文より、

直接材料費と直接労務費の合計値に基づいて、製造間接費を配賦

とあります。

 

計算前の整理はここまでです。

 

で、原価計算書を見て、わかるところから計算し、( )の中を埋めます。

 

まず、製造間接費 は 合計3200と #92 #93の内訳がでているの、#91の額が400であることがわかります。

 

f:id:hirotano:20170506203438p:plain

 

すると、#91の原価合計が  5200 となります。

 

f:id:hirotano:20170506203542p:plain

 

#90は前月繰越の前月完成した3400が当月引き渡され、売上原価となるため、

 

当月の売上原価

=#90+#91の原価

= 3400 + 5200 

= 8600

 

次に着手時期を確認。当月着手は前月繰越なし(ゼロ)です。

 

 製造指図書#90 前月完成(製造原価3400千円) 当月引渡し

 製造指図書#91 前月着手 当月完成 当月引渡し
 製造指図書#92 前月着手 当月未完成
 製造指図書#93 当月着手 当月完成 当月引渡しナシ

 

 なので、 #93の前月繰越はゼロです。

f:id:hirotano:20170506204531p:plain

 

 あと#93の直接労務費が知りたい・・・

ここで必要なのが、

 

直接材料費と直接労務費の合計値に基づいて、製造間接費を配賦

 です。

 

なので、以下の比例式が成り立ちます。f:id:hirotano:20170506210030p:plain

 

なので、直接労務費は1900  となります。

f:id:hirotano:20170506210144p:plain

すると、 #93の原価合計が 4900となります。

 

f:id:hirotano:20170506210312p:plain

最後に

当月の製造原価

=#91+#93の原価 

= 5200 + 4900 

= 10100

 

過去問をベースに何回か練習が必要ですね。。。