hirotano's blog - めざせ中小企業診断士

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【経済学】乗数理論の乗数についてまとめてみた - 中小企業診断士

政府や民間が支出や投資をしたら、どれだけ国民所得が増えるか。

(支出や投資した以上に国民所得は増えます)

 

まず、覚える3つの乗数

 

政府支出乗数

 政府支出の変化により、国民所得がどのくらい変化するのか)

 

投資乗数

民間投資の変化により、国民所得がどのくらい変化するのか)

 

租税乗数

 租税の変化により、国民所得がどのくらい変化するのか

 

H23-6の問題ベースで、まとめると、

 

与えられている式は、

f:id:hirotano:20170508174136p:plain

 

これらの式から国民所得Yを求めると、

 

f:id:hirotano:20170508174214p:plain --- (1)

 

選択肢を見ていきます

 

ア)均衡GDPは600である

 

 上の式(1)に問題文で与えられている値を代入すると、Y=500になるので、間違い

 

イ)減税を5兆円したら、均衡GDPは6兆円増える

 

 これは、租税乗数の問題です。

 上の式(1)から、租税と国民所得の変化率に着目すると、以下になります。

 

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今回の租税乗数は、問題文で与えられている値を代入すると 

f:id:hirotano:20170508175450p:plain

なので、△Tががマイナス5 なら、△Yはプラス6となり、この選択肢は正解。

 

ウ)政府支出5兆円増やしたら、均衡GDPは12.5兆円増える

 

これは、政府支出乗数の問題です。

上の式(1)から、政府支出と国民所得の変化率に着目すると、以下になります。

 

f:id:hirotano:20170508175925p:plain

 

今回の政府支出乗数は、問題文で与えられている値を代入すると  

f:id:hirotano:20170508180843p:plain

 

なので、△Gがプラス5 なら、△Yはプラス10となり、この選択肢は不正解。

 

投資乗数も、政府支出乗数と同じ形をしています。

 

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今回は、過去問ベースに輸入による影響を加味していますが、通常は輸入の影響は無視します。(m=0)

 

この式は覚えてしまおう・・・

 

最後に政府支出を増やすのと、減税をするのと、どちらが国民所得が増えるのか(経済効果があるのか)?といったら、限界消費性向は0<c<1なので、

 

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なので、同じ規模で政府支出と減税をした場合は、政府支出の方が国民所得が増え、経済効果がある ということになります。